ワイド団信とは?
家を購入しようと思った時、それなりの貯金があれば現金一括で購入することはできますが、やはり難しいという方が多いです。
そこで、住宅ローンを利用するかと思いますが、住宅ローンは借り入れをする時の条件というものがあります。
その条件というのが団体信用生命保険に加入をするということです。
健康状態が悪化していると、返済への信頼度が減ってしまうので借り入れをすることが困難となります。
こうした状況を変えるために、最近ではワイド団信付きの住宅ローンが出回っています。
このワイド団信は、団体信用生命保険と内容はそこまで変わりありませんが、2点ほど変わっている部分があります。
まず、年齢制限です。
50歳までの方が利用することができるもので、50歳を超えると契約することができない金融機関が多くなっています。
ただ、金融機関によっては65歳までOKというところもありますので、比較検討してみるとよいでしょう。
他には、上乗せ金利があります。
団体信用生命保険の場合、保険料というのは金利の中で賄っています。
しかし、ワイドでは上乗せ金利が必要になってきます。
通常の金利プラス上乗せ金利となりますので、負担が少し大きくなってしまいます。
ですので、ワイドを利用する際にはこの金利を重点に着目してみるといいでしょう。
保険会社は同じであっても、年齢制限の上限、金利の幅などが金融機関によって違ってきますので、1つの金融機関に絞るのではなく、色々なところの条件をみて比較するようにしましょう。
そして借り入れする金額が5000万以上になってくると、診断書が必要になることがあります。
もし、健康に不安を抱えている場合には早めに医療機関に行き、改善するようにしましょう。
健康であれば、通常の保険を利用することができます。
このように、団体信用生命保険に加入することができなくても、ワイドという道もありますので、住宅ローンを検討しているのであれば、どちらにするか決めておくようにしましょう。