変動・固定、金利タイプをどちらにしても安心して返済するためには?
変動と固定の金利タイプは、完済してみないことには果たしてどちらが返済総額が低かったのかというものは分かりません。
そのため変動と固定、どちらにしてもまずは完済すること、途中で返済が滞らないようにすることが大切なのです。
そこで、どちらの金利タイプを選んだとしても、滞りなく安心して返済できるようにするにはどうすればいいのか、ご紹介します。
■借入額が適正かどうかが大切!
最初に借入額を決定するかと思いますが、この時点で安心して返済できるかどうかが決まります。
もしも借入額が上限いっぱいに出来る限り借りたとしましょう。
そうすると返済する時もこの金額+金利での返済となるため、変動金利タイプを選んで低金利に抑えたとしても毎月の負担が大きくなってしまい、さらにここで金利が上昇してしまうと返済に滞りが生じてしまう恐れがあります。
ただ、変動よりも金利が高い固定金利タイプを選んでもこれだと毎月返済していくのは難しいという場合は、借入額が適切ではない証拠です。
変動金利タイプを選んで金利が少し上昇したとしても返済は余裕が持てるような借入額にしましょう。
固定金利で返済額を試算してみて、もしも返済が可能というのであればそれは適切な返済額と言えます。
どの金利を選んだとしてもリスクが起きてしまった時にも返済ができるような余裕を持たせることが大切です。
変動・固定、それぞれに合っている人とは?
変動・固定タイプは適正な借入額を設定することが大切ですが、さらに自分に合ったもの、変動か固定かを選ぶことで、より安心に返済を行うことができます。
変動と固定、それぞれに合っている人とはどんな人なのでしょう?
変動金利に合っている人
・共働きのため収入に比べて借入額にかなり余裕がある
・10年以内の短期間で返済ができる
・変動金利の仕組みを理解している
・変動することによるリスクも把握している
・情勢を知るのが苦ではない、よくニュースや新聞を見ることが多い
固定金利に合っている人
・金利が変動して返済額が上がることが怖い人
・返済額が上がると家計が厳しくなるのではないかと考えている人
・住宅ローンよりも運用でリスクを取りたいと考えている人
・借り入れ後は金利を気にせず安定した暮らしをしたい人