住宅ローンをうまく返済していくには
■お得な返済には落とし穴がある?
収入が激減してしまったり、突然リストラにあってしまったりといつ何が起こるかわからない時代であることはみなさん痛感されていることでしょう。
誰もが、将来のことを考えると無理なく返済していけるかどうか不安にかられることだと思います。
自分は大丈夫と思いたいところですが、そんなことも言っていられません。
万が一自分にふりかかってきた時、少しでもリスクを軽減するためにも事前に対処方法を考えておくことが大切です。
家計の中で一番大きな割合を占める住宅ローンの返済。
どうしたらもっとお得に返済できるかということは、ご存じの方も多いのではないでしょうか。
しかしその反面、得をするということはリスクもその分伴います。
そう考えると、損得を優先するよりも安心で安全な返済方法もあるのではないでしょうか。
■家計管理は出入りするお金をうまく流していく
将来のためにも安定した返済方法を考えるには、会社の経営と大きく関係してくることがわかります。
会社経営は、今年は良くても今後同じ収益があるとは限らないからです。
そんな時のために、もしも収益が下がった時のことを前提に対策を考えています。
ほとんどが赤字といえる日本の法人は、平成19事務年度(平成19.7.1~平成20.6.30)で32.3%しか黒字の会社はありませんでした。
約3分の2は赤字だったということがわかります。
確かに不景気によって倒産する会社も増えてきていることも事実ですが、この数字を見てもおわかりのように、昨今の不景気によってすぐに会社は倒産するというわけではありません。
赤字になってもお金の出入りがうまく回っていれば会社は存続できるわけです。
こういったことから、リスクは会社運用だけではなく、家計管理にも思いがけないこともあるため、対策を講じる必要があります。
例えば収入が減ったり、出費が重なってしまう事態が起きても、その間のお金がなんとか回すことができれば貯金を使い果たしてしまわない限り、苦しい状況も乗り切れるはずです。
重要ポイントになることは、固定支出をなるべく低くして手元の資金をなるべく確保しておくことではないでしょうか。