保証会社に保証してもらう前に知っておくべきこと
■保証会社に保証をお願いすると諸費用が必要になります
家族や知人に保証人をお願いする負担はかなりなくなりますが、保証会社に保証してもらうには必ず保証料というもが発生します。
一般的には20年の借入れ期間で1,000万円あたり約15万円、35年であれば約20万円、3000万円を35年で返済する場合は約60万円と多くの諸費用が必要になります。
金額を見ておわかりのように、住宅ローンを借りる諸費用の中で多くの割合を占めることになるのがこの保証料となります。
最初に一括で支払うこれらの方法以外には、金利を例えば0.2%など一定金利を上乗せして支払う方法もあります。
全ての総支払金額で比べてみると一括で支払った方が少なくはなりますが、一括の支払い分をマイホーム購入の頭金にした場合、借入れ金を少なくすることも可能です。
保証不要の住宅ローンは当然保証料は必要ないため、この差はかなり大きいことがわかります。
■万が一返済ができなくなってしまったら・・・
もしも住宅ローンの支払いができなくなってしまった場合、保証会社の保証つきと保証なしではどのような違いがでてくるのでしょうか。
保証つきの保証会社は、長い間返済できない状況になってしまうと代わりに代償してくれます。
しかし、借入金がなくなるという訳では決してありませんので誤解しないようにしてください。
返済を代わりにしてもらうだけなので、残りを保証会社に返済していくことになります。
ここでお金の支払いができなくなると、住宅を競売したり売却など処分をして返済を求められることになる訳です。
また連帯保証、連帯債務という形は借入れした当人の範囲内になります。
これは住宅ローンを夫婦で組んだ場合に使われる保証です。
住宅ローンに関しては、よほど特別な事情がなければ第三者が保証人として求められることはそうそうありません。
保証会社の保証があるとしても、ローンを全て返済するまでは必ず本人が支払わなくてはいけないことを忘れてはいけません。
万が一、返済できなくなった場合は保証の有無は関係ないということになります。