住宅ローンは将来についてきちんと考えてから計画を
■基本を覚えておく事で失敗しない!
金利が上下したり新しいローンが出たりと、住宅ローンは時代とともに変化しています。
ですが、ローン内容が違っていても「返せる額が借りられる額」という基本の事は変わりません。
例えば、毎月8万円が無理のない範囲で返せる額なのであれば、金利が下がったからと言って、借りる額を増やしても良い事にはならないのです。
この基本は絶対なので、今後住宅ローンを組もうと考えている方は忘れないようにしましょう。
また、出来るだけボーナス返済については考えず、毎月の返済のみで計算し、繰り上げ返済をうまく活用していきましょう。
頭金がないからと、住宅の購入を先送りにしてしまうその分返済していく年齢も高くなってしまいます。
定年後もローンを払い続けていく事になってしまうなど、老後の心配も出てきてしまうので、35年後の自分の年齢についてもきちんと考える事が大切です。
■教育費や退職金についても、きちんと考えてましょう
住宅ローンに関しては、借りる時の状況だけではなく今後の状況も考える事が大切です。
晩婚化が進んできている影響で、住宅の購入時期も遅くなり、定年の60歳を過ぎてもローンが残ってしまう事が多くなっています。
しかも、子供の教育資金でお金が出て行く事も多く、教育費と住宅ローンを一緒に払う、その状況に耐えられるかも考えなければいけません。
いくら返せる額の住宅ローンを組んだからといっても、教育や介護などの関係で返済が大変になっていく事は考えられます。
定年退職前に返済を終わらせたいからと、繰り上げ返済を繰り返す事も良いですが、無理をして教育費や生活が回らなくなってしまう事が無いよう、繰り上げ返済の分を教育費に回すなどして、返済計画をしっかりと立てていきましょう。
また、退職金で住宅ローンを完済する事を考えている人も多いでしょうが、必ずしも退職金で返済出来るとは限りません。
再雇用出来る企業も多くなっているので、65歳まで仕事を続けながら返済するなど、老後の生活もある為、退職金を残しつつ返済していくようにすると、老後の心配も少なくなるでしょう。
住宅ローンは、長期的なプランで将来の事を考えながらイメージしていく事が重要です。