ローン審査は勤務状況と健康状態が大切
■ローン審査は正社員が通りやすい
ローン審査の時には収入の他に、勤務先や勤続年数、雇用形態なども含まれています。
パートやアルバイトの場合、勤続年数が長くても会社からの補償が受けにくいことや収入面での安定性の有無が問われてしまうため、住宅ローンは組みにくいと言えます。
契約社員の場合でも、いつ契約が終わるか、終わった後に申し込み時と同じだけの収入を得られるか等ということで継続性のある仕事とは言えません。
こういった不安要素があることで、住宅購入の融資は困難になります。
正社員で働いていることはローン審査において大変な強みになるでしょう。
また、勤務先の大小も関わってきます。
大企業の場合は収入の安定や会社自体の信用度もあり、ローン審査は通りやすく、中小企業や自営業の場合には少し通りにくいということもあります。
しかし、中小企業だからといって通らないというわけではありませんので、そこに勤続年数などがプラスとして作用すると審査は格段に通りやすくなります。
長ければ長いほど与える印象は良くなりますし、反対に短ければ短いほど収入が不安定ではないかと思われてしまいます。
ただし、転職の理由がキャリアアップ・スキルアップのためであったり、収入が増加するなど、転職前よりも良い条件であるということをアピールできると勤続年数の目安になる3年を超えていない場合にも充分に借り入れられる可能性は大きくなります。
■生命保険加入は銀行ローンの審査基準に入る
銀行ローンでの借入を申し込んだ時に、多くの銀行で団体信用生命保険への加入が可能か否かという点が審査に含まれています。
現時点での健康状態を知る手段として考えられますが、融資をした後に支払って行けるのかという判断材料になるのです。
生命保険に入れない大きな持病を持っている方は、一緒に住む配偶者や同居人をメインの借主にするという方法もありますが、まずは自身が加入できる状態であるか確認してみると良いでしょう。
中には、加入条件が比較的緩和されている団体生命保険でも借り入れることができる金融機関もありますので、そういったところであれば持病のある方でも可能になります。
団体信用保険の加入ができなくてもフラット35では借入ができますが、万が一の時には遺族が支払いを引き継ぐことになることを考慮しましょう。