ワイド団信の確認事項と比較について
住宅ローン借り入れの際によく条件となっているのが団体信用生命保険への加入ですが、健康状態によっては加入出来ず、その場合、住宅ローンの借り入れが難しくなってしまいます。
ですが最近、加入受け入れ条件を緩和したワイド団信付住宅ローンを扱う金融機関が増えてきました。
ワイド団信は、まだそこまで取り扱いは多くないですが、今後も増えていくことが予想され、商品性もそれぞれ異なっています。
ワイド団信を選ぶ際は以下の比較ポイントを押さえておきましょう。
・年齢制限
買い替えや借換えの場合を除いては、ほとんどのものが50歳までとなっており、それ以上の年齢ではワイド団信の利用が難しくなっているようです。
ですが金融機関によっては、まれに50歳以上でも利用出来るものがあります。
・上乗せ金利
一般的な団信は、通常保険料が金利に含まれています。
ワイド団信は適用金利に0.2~1.0%程度の上乗せが生じます。
上乗せ金利が低ければ良いというわけでなく「通常の適用金利+上乗せ金利」が適用金利になるので、合計して比較検討すると良いでしょう。
■つなぎ融資が必要な理由
新築一戸建ての建築の場合、つなぎ融資が必要になってきます。
なぜなら住宅ローンの融資は、原則建物が竣工しているもののみが対象になるので、一戸建ての着工金や中間金にローンを使用したくても、まだ建物が出来上がっていない段階では住宅ローンを融資してもらうことは出来ません。
そこで建物が完成するまでの間、つなぎで借入れするのがつなぎ融資というものです。
つなぎ融資の借り入れ期間は、金利のみを支払い、建物引き渡しの際に実行される住宅ローンで精算するといった流れになります。
ここで注意しておきたいのは、つなぎ融資はどこの金融機関でも取り扱っているわけではないということです。
そこで着工金や中間金を自己資金で支払えない場合は、住宅ローン選びをする際に「つなぎ融資」が利用出来るかどうかを確認しましょう。
たとえ金利面などでメリットのある金融機関であっても、つなぎ融資が利用できないなら何の意味もありませんので、事前にチェックしておきましょう。