中古の物件を買う時の住宅ローンはどうなる?
中古の一戸建て、もしくはマンションを購入する場合、住宅ローンは新築とどう変わるのでしょう?
今回は中古物件を買った時の住宅ローンについてご紹介します。
■新築物件と中古物件の住宅ローンに違いはあるのか?
答えから言うと、新築物件を買った時と中古物件を買った時の住宅ローンに違いはほとんどありません。
ただし、違いが全くないわけではなく、例えば新築物件を買った時に、申込み手続きから契約、そして引き渡しされるまで短くても数ヶ月、長ければ1年以上かかってしまうケースもみられます。
ですが、中古物件を買った場合、買うと決めた時から早くて1ヶ月で物件を購入し引き渡しに移ることができるため、かなり早く物件を手に入れることができるのです。
その分住宅ローンに関しても、申込みを行ってから借り入れ、そしてローン返済が始まるまで、約1ヶ月程度かかります。
新築物件を買う時は引き渡しまで時間があるため、住宅ローンについてもじっくり選んだりファイナンシャルプランナーなどの専門家に相談するということも出来るかもしれませんが、中古物件ではなかなか時間もないため、素早く選ばなくてはいけなくなってしまいます。
そのため、もしも中古の物件を買おうと考えた時には、なるべく早めに情報収集を行い、どんな住宅ローンが一番負担が少なくなり返済していけるのかなどを考えておくことが必要です。
■中古物件を購入する場合は借入希望額を多めに設定する
また、中古物件を購入する場合、新築と違って他にかかる費用が多くなります。
例えば、仲介業者への手数料がかかってしまいます。
この手数料は物件価格の3%+6万円+消費税となっており、2000万円の中古物件を買うという場合には、およそ71万2800円の手数料がつくことになるのです。
この手数料は新築にはつかないため、71万円近く費用がかかってしまうことになります。
また、中古物件であるため、自分たちが快適に住める環境にするため、リフォームをする方もいらっしゃるかもしれません。
そうなると新築よりも中古物件の方が費用もかかりやすくなってしまうのです。
ですから、住宅ローンを借り入れる場合は、なるべく借入希望額は多めに見積もって申し込むと良いでしょう。