住宅ローンの金利タイプで返済額が変わるって本当?
住宅ローンにももちろん金利は存在し、低金利であればあるほど返済額も少なくなっていきます。
しかし、金利タイプによっても返済額が変わる可能性があるのです。
どうして金利タイプによって返済額が異なってしまうのでしょうか?
■金利タイプの種類
住宅ローンの金利タイプには種類がありますが、大きく分けて固定金利と変動金利のタイプに分けることができます。
金利は金利タイプによっても異なり、変動金利の場合が一番低金利となり、固定金利は期間が長ければ長いほど金利も高くなっていきます。
ですが、現時点で全期間固定金利のタイプを選び、一番高金利だったとしても、数ヶ月先、もしくは数十年先に金利がどう動いているのか分かりません。
全期間固定金利タイプの場合、借入時に完済するまでの金利が決められますが、それ以外の金利タイプは金利の見直しが行われるため、把握は難しくなります。
金利が見直されるのは、固定金利選択タイプの場合、固定期間が3年なら3年後、10年なら10年後という具合に、固定金利の期間が終わった時点で見直され、さらに変動金利の場合は半年に一度金利の見直しがされます。
そのため、金利タイプによっては当初よりも大幅に変動してしまう可能性があり、しかもそれがどのタイミングで上がるのかはなかなか予想できないのです。
■最初よりも返済額が違う…一体どのくらい違う?
例えば、最初に3000万円を借り入れしたとしましょう。
これを30年返済・ボーナス返済なしの場合、この借り入れが、金利によってどれくらい変わっていくのでしょうか?
・金利3% 126,481円
・金利2% 110,886円
・金利1% 96,492円
金利3%だと約12万円なのに対して、金利が1%違うだけで約1万5000円近く毎月の返済額が異なります。
返済額はやはりなるべくなら低額に抑えたいものですよね。
そのため金利タイプを選ぶ時はかなり慎重に選び、そして金利が低いものを選ぶようにするべきです。
住宅ローンは負担が大きく、それが数十年にもわたり自分自身に乗っかってきてしまいます。
長期間携わるものですから、慎重に考えてどの金利タイプを選ぶのか決めていきましょう。