住宅ローン審査の申し込み時に注意したいこと
■住宅ローンの審査対象は?
多額の融資が必要となる住宅ローンには、必ず審査があるのはみなさんご存知でしょう。
自分では通ると思っていても実際には通らないこともありますし、通るかどうか不安な方がすんなりクリアできたという場合もあります。
住宅ローンは誰しもが組めるものではなく、そして審査を受ける金融機関によっても結果は異なるというのを覚えておきましょう。
では、その審査対象になるのは一体なんでしょうか?
もちろん、借り入れる人自身の収入、貯蓄といった面は必ず審査に含まれますが、それ以外にも現在手にしている土地や家屋、これから購入する物件等を含めた「もしも支払いができなくなってしまった時に担保となりうる財産」についても対象となります。
これらを総合的に判断して融資することができるかどうかを審査されるのです。
■返済中のローンやクレジットカードの利用額にも注意
住宅ローン審査時に重要な審査項目の中には信用情報が含まれています。
クレジットカードや消費者金融、車や自営業等の借金などがこの信用情報に該当します。
審査申し込みをした時には必ず確認される情報であり、この中に使途不明の借金や住宅ローンの支払いに影響を与えるであろうローンなどがある場合には審査に通りにくくなるという可能性があります。
返済中のローンなどに延滞履歴がある場合にも、金融機関側の印象としてはあまり良く思われません。
車のローンやショッピングでのリボ払い、キャッシングなどがあるからといって審査に通らないというわけではありませんが、やはり額が大きければ大きいほど審査クリアするには枷となってしまいますので、できる限り減らしておくというのも大切です。
更に、使用しないクレジットカードを複数所持している場合、そのクレジットカードに付帯するキャッシングも審査に含まれることがあります。
「今は使用していなくても、いつか使用するかもしれない、その時にローンの返済が滞る可能性がある。」というように捉えられてしまうことが考えられます。
多ければ多いほど不利になってしまいますので、借り入れたい金融機関がキャッシング枠を含む可能性も考慮した上で解約しておくと良いでしょう。