住宅ローン金利のアドバイスは全部を信用してはいけない?!

よくモデルハウスへ見学に行くと、住宅ローンのアドバイスをしてくれるブースが用意されている場合があります。
また、銀行でも住宅ローンアドバイスを聞くことができるのですが、アドバイスの内容は色々出てくるため、一体どれが本当に正しいのか分からないという方も多いのではないでしょうか?
例えば、自分は色々情報を見ていく中で固定金利がいいと思ったけど、アドバイスでは変動金利がいいですよと言われたという方もいらっしゃいます。

ではアドバイスを聞く時にどのようなことに注意すれば良いのでしょうか?

■長期固定よりも変動金利をアドバイスされる

全期間固定または長期固定を選ぼうとした時、アドバイザーからは低金利である変動金利を選んだ方が良いですよと言われると、どうしてもそれならそっちの方が良いのかなと思ってしまいがちです。
ですが、アドバイザーの意見だけが正しいと思わないことが大切です。

金利というのは現在低金利であった場合、そのまま低金利の状態が長年続くと思う場合は変動金利もしくは固定金利の期間が短いものを選択し、これから金利が上昇するという場合には固定金利、これからもっと金利が下がるのではないかという場合には変動金利というように、現在の金利が高い・低いというよりも、今後金利がどうなっていくかを予測することで金利タイプはどのタイプを選べば良いのかが分かります。

金利の上昇を常に気にして、状況に応じて素早く金利タイプを変更したり借り換えを行おうとしたりするなどをしなければ、変動金利で返済負担を軽くすることは難しいと言えます。

■最初の固定期間が終わってから借り換えをすれば問題ない?

アドバイスでは固定期間が終わって住宅ローンの借り換えをすれば優遇が受けられると言われることがあります。
確かに固定期間の優遇幅は大きいですが、借り換えにはリスクがあることも忘れてはなりません。
例えば、借り換えが出来なかった時に年収や健康状態などが影響し、審査で落ちてしまって借り換えが出来なくなってしまうという問題があります。

もう一つは数年後も今見ている住宅ローン商品があるかどうかは分かりません。
住宅ローン商品の金利優遇は変更されることも多く、借り換えがしたくても現状よりお得になるものがなくなってしまう可能性もあるうのです。
このようなリスクがあることを忘れずにしましょう。