良い物件ほど住宅ローンは有利なのか?
新築マンションを購入する時、マンションによって住宅ローン金利が異なることをご存じでしょうか?
気に入ったマンションを選ぶことが1番ですが、もしどの物件にしようか迷った場合は住宅ローン条件を比較してみるのも1つの方法です。
「全期間1.0%優遇」など、優遇幅の大きな住宅ローンが最近増えています。
ですが、実際は記載されている優遇率よりも低い融資の優遇であったり、反対に大きな優遇を受けられる場合もあります。
年収が高い、大手企業で働いていて収入が安定している、借入額が大きいなど借入者が優良であると判断された場合は大きな優遇を受けられる可能性も高くなり、借りる人の基準で審査されることが多いでしょう。
年収はさほど高くない、中小企業に勤めているといった場合も通常より大きな優遇を受けられるチャンスはあります。
その1つが、不動産会社提携の金融機関提携ローンです。
提携ローンとは、物件の売主や販売会社が金融機関と提携しており「該当物件を購入する人には、提示する条件でローンを提供します」とあらかじめ決めているものです。
通常ローンよりも金利が低くなっていることが多く、特に新築マンションなどの提携ローンでは優遇が大きいものがたくさんあります。
近年では全期間1.2~1.5%程度の高優遇のものも出てきました。
売主や不動産販売会社が大手の所や、大規模な分譲マンションなら提携金融機関も多いので、自分にぴったりなローンも探しやすいでしょう。
同じ金利タイプで比較すると、金利が低い方が月々の返済額、総返済額も少なくなります。
住宅を購入する際、予算に合わせて物件を探すことも多いと思いますが、もし予想していたよりも有利な住宅ローンがあれば予算アップすることも可能です。
同じ返済額でも金利によって借り入れ可能な額が変わってくるからです。
マンションのモデルルームの見学などに行った際は、物件を見る他にも提携ローンの条件を聞いておきましょう。
少々予算がオーバーしても、有利な提携ローンが見つかれば、購入可能かもしれません。
ですが、全期間金利固定型の場合は提携ローンにこだわる必要はなく、他に有利なローンがあるか探してみることをおすすめします。