賃貸に住み続けるか、持ち家を持つか、本当はどちらがお得?
賃貸に住み続けるか、それとも持ち家を持つか、悩む方も多いかと思います。
家を持つことは確かに大金が必要ですが、賃貸で家賃を払い続けるのも結局はお金がかかっているのでもったいなく感じ、持ち家を持とうと考える方も多いのではないでしょうか?
そこで今回は賃貸に住み続けた場合と、持ち家を持った時の費用は、どちらがお得になるのかご紹介します。
もちろん、かかる費用だけではない賃貸・持ち家のメリット・デメリットが存在するので忘れないようにしましょう。
■それぞれのかかる費用はどのくらい?
【賃貸の場合】
賃貸は家賃13万5000円のところで、更新2年、更新料1ヶ月分。
8年ごとに引越すと考え、敷金・礼金・仲介手数料を合わせて賃料の4ヶ月分、引越し費用は30万円とします。
すると、50年間住み続けた時にかかる費用の合計は、約8900万円ということになります。
【持ち家の場合】
物件価格4000万円のマンションで、頭金800万、諸費用200万、そして3200万円を35年返済、金利3%、毎月返済額およそ12万3000円、管理費や修繕積立金が毎月1万8000円、固定資産税や都市計画税が毎月12万円、50年の間に500万円分のリフォームを行うとすると、50年間で約8500万円ということになります。
■持ち家の方がお得?
上記の条件で50年間を見てみると、最初は持ち家の方が随分費用はかかりますが、最終的に48年目あたりになると賃貸の方が費用が高くなり、持ち家の方がお得になることが分かりました。
ただし、この結果が必ず当てはまるかと言われればそうではありません。
賃料の相場が上がればもっと早い段階で持ち家の方がお得になりますし、また逆に持ち家でも建て替えなどを行えば50年間は賃貸の方がお得になる可能性もあります。
ライフプランの変更や将来経済状況がどう変化するかによっても異なるので、賃貸と持ち家の費用はどちらも同程度かかるものと考え、費用だけではなくライフプランや性格などから賃貸と持ち家のどちらにした方が良いのか、検討すると良いでしょう。