住宅ローンを利用する前に…リスクを把握しよう
住宅ローンは家を購入する際には欠かせないローンで、多くの方が利用されています。
自宅が担保になるため他のローンと比べると比較的審査も通りやすく、金利の低いことが多いということからメリット部分を見て検討される方も多いでしょう。
しかし、実際はデメリットとなるリスクが存在します。
住宅ローンを利用する前に、必ず住宅ローンにはどのようなリスクがあるのか、把握しておきましょう。
■返済総額が増えてしまうリスク
返済総額が増えてしまうリスクというのは、変動金利タイプを選ぶことでリスクが現れてしまいます。
変動金利は半年ごとに景気を見て見直しされるため、もし景気が良くなると金利が上昇してしまう可能性があり、返済総額も増えてしまうかもしれないのです。
景気が良くなるということは給料もアップされていると考える方も多いですが、単純に返済総額が増えるので、もしも給料があまり影響を受けなかったとしても利息だけ増えてしまう場合があるので注意が必要です。
■病気や介護により収入源がなくなってしまうリスク
夫の収入を基準に住宅ローンの返済を行っている時に、夫が病気や介護によって働けなくなる状態になってしまう場合があります。
こういったリスクに備え、金融機関では住宅ローンに疾病保証や介護保障などを付帯した住宅ローンを用意しているところもあるので、不安な方はそういった商品を選んだり、生命保険・医療保険の保険金額を増やして疾病・介護リスクに備えましょう。
■収入が減少してしまうリスク
例えば会社からリストラされた、会社が倒産してしまったという場合、収入が減少してしまうリスクに陥ってしまいます。
収入が減ってしまっても返済額には変わらないため、毎月同じ額を返済していかなくてはならず、かなり大きな負担になってしまうでしょう。
ただし、借入額の割合を下げたり、一時的に元本返済を止めることができる商品があるので、もしそういったリスクを考える場合が選んでも良いでしょう。