実際の住宅購入予算の決め方とは?

以前、購入予算がどのように決めていけば良いのかご紹介しましたが、今回は具体的な決め方についてご紹介します。

まずは平均予算がどのくらいか参考にしてみる

まずはどれほどの予算で借り入れているのか、毎月の返済額と返済負担率、年収倍率がどれくらいなのか、平均値を参考にしてみましょう。
参考にする時は、フラット35などを提供している「住宅金融支援機構」で調査したデータを参考にすると良いです。
購入した住宅の形式、例えば注文住宅だったり新築・中古マンションというところまで分かるので詳しく参考にできます。

返済プランで年収倍率を変更していく

それから自分が返済していく時にどれくらいの負担で返済していきたいのかを調整していきます。
例えば、返済負担はそれなりに大きくても返済を早く済ませたいと考える方は、年収倍率にプラス1倍、返済負担は多少大きくなっても構わないと考える方は年収倍率プラス0.5倍、無理のない返済を行っていきたいと考える方はそのままの年収倍率、そして返済は確実に行いたいと考える方は年収倍率マイナス0.5倍にしてみましょう。
これで大体の年収倍率から住宅購入予算を決めることができます。

自己資金や諸費用を忘れずに!

大体の住宅購入予算が見えてきたかと思いますが、実際の場合ここに自己資金や諸費用などが加わります。
自己資金がある場合、住宅購入予算にプラスすることができ、少し高い予算で住宅購入を検討できます。
自己資金は自分で用意した貯金以外にも、親からの援助なども入ります。
一方、諸費用というのは例えば住宅ローンを借り入れする際にかかる事務手数料だったり、司法書士に依頼した場合の報酬、印紙代や登記費用など、色んなことにお金がかかります。
また、新居への引越し費用や新調費用も含めると、およそ150万円程度の費用を予算から引いておくと、後々諸費用が出てきた時に困りません。
ただし、この諸費用というのは家庭によって異なる部分も大きいのであくまでも150万円というのは目安であることを覚えておきましょう。