メガバンクと地方銀行、そしてネット銀行ではそれぞれ住宅ローンにも違いが見られます。
これを把握しておかないと、安く抑えられる分も支払わなくてはいけなくなってしまう場合があるので注意が必要です。
では、どんな違いが見られるのでしょうか?
■コストの違いは金利につながる
メガバンクや地方銀行では、経営をしていく上で様々な経費がかかります。
例えば店舗にかかる土地代やATMの費用、銀行員の人件費、銀行に置くためのパンフレットのデザインや印刷費、お知らせを送るための郵送費など、様々な経営コストがかかってしまうのです。
しかし、こうしたコストはネット銀行の場合、不要となります。
ネット銀行は各地に店舗を置いていないため、本社分の土地代だけで済みます。
また、ATMを設置しているネット銀行も中にはありますが、ほとんどネットで利用できるのでATMを設置していない銀行も多いです。
さらに郵送費やパンフレットなどの印刷費など諸費用もかかりません。
こうした経営コストがかからないということは、銀行にとって利益を大きく生み出さなくても済むということになるので低金利につながってきます。
■住宅ローンの手数料や保証料にも違いが見られる
住宅ローンを手続きする際に、事務手数料として数万円も費用がかかってしまうことがあります。
他にも保証料として金利に上乗せされる場合も多いです。
メガバンクや地方銀行の場合はこのどちらも採用されるケースが多く見られます。
一方、ネット銀行の場合、事務手数料に関しては決められた金額ではなく、借入額の何%分と設定されており、かなりの手数料を取られてしまいます。
例えば2000万円を借り入れていて、手数料が借入金額の2%分だった場合、手数料は40万円となります。
ただし、その分保証料がかからないケースが見られるため、単純にネット銀行が高いというわけではありません。
こちらに関しては各社の手数料と保証料を合わせた金額を比較してみると良いでしょう。
メガバンクや地方銀行、そしてネット銀行では、それぞれ費用がかかる部分とかからない部分があり、違いはハッキリしています。
全てとは言いませんが、ネット銀行に関しても数社程度シミュレーションをしておくと良いでしょう。
- 投稿タグ
- 住宅ローン