住宅ローンの審査において非常に重要な項目で、数字が高すぎるとローン審査に通らなくなってしまう可能性が高い「返済負担率」は、物件の種類によっても違いが出ることをご存知でしょうか?
今回は、物件タイプごとに見る返済負担率の平均についてご紹介します。
■返済負担率が少ないのは?
2015年住宅金融支援機構が行った調査データによると、注文住宅・土地付き注文住宅・マンション・建売住宅・中古戸建て・中古マンションの6タイプごとの返済負担率の平均を見てみると、中古戸建てと中古マンションが返済負担率25%以下が最も多いという結果になりました。
また、全体の返済負担率の平均値として最も多いのが20.0~24.9%であり、30%以上になる人は1割未満でした。
つまり、返済負担率だけで住宅を選ぼうとしたら、負担の少ない返済が出来るのはやはり中古物件であるということが分かります。
■住宅ローン審査に通るためのポイントが潜んでいる?
返済負担率が大きければ大きいほど難しい住宅ローン審査ですが、返済負担率は物件の価格によって変わってきます。
この時、もしも自分が購入を考えている物件、例えばマンションを購入しようと考えている場合、マンションを購入する場合の返済負担率の大きくなるところを目指し予算を組んでおくことで、住宅ローン審査に通る可能性が高くなるのです。
また、物件を選ぶ時にも返済負担率を見ていくと住宅ローン審査に通りやすい物件というものが分かってきます。
物件選びの際に返済負担率を下げるポイントとしては、購入したい物件を安くすることが大切です。
例えば注文住宅でも、価格が安いものを選ぶことで返済負担率を下げて審査に通りやすくすることもできます。
ただし、土地付き注文住宅の場合返済負担率は高くなりますが、土地を担保にすることができるので若干返済負担率が高くても住宅ローン審査に通る可能性は高いです。
物件選びのポイントには内装や住み心地だけではなく、住宅ローンについても多少考慮しておきましょう。