年収というのは一人ひとり違いますが、実は購入物件を年収別の割合で見てみると、購入物件に違いが見られることをご存知でしょうか?
限定されているというわけではないのですが、どのような違いがあるのかを見てみましょう。

■年収別購入物件の違い

年収別に購入物件を見てみると、年収400万円未満の人は中古の一戸建て、400~599万円の人と800~999万円の人は土地付きの注文住宅、600~799万円の人と、1000万円以上の人は新築マンションが多くなるという結果が見られます。


■年収別購入物件から見える購入のポイントとは?

年収別購入物件を見て分かることは、まず年収400万円以下の人は中古の一戸建てを選ぶことが多いということは、住宅ローンの審査から返済に対して新築だと難しくなってしまう恐れがあるのでは?という考えから、中古物件の購入が進んでいると考えられます。
もちろん、中には新築物件を選んで実際に住宅ローンを借りられている人もいらっしゃるのですが、割合的には少ないと言えるのです。
また、現在中古住宅が増えている中で物件選びに中古住宅という選択肢が幅広くなったことも影響していると言えるでしょう。

一方、400万円以上になると中古だけではなく新築物件までを見ることができ、しかもどうせ購入するならと土地付きの注文住宅を選ぶ方が多く見られます。
年収400万円以上になると、ある程度住宅ローン審査も通りやすくなるので新築や注文住宅に手を出しやすくなると言えます。
この年収になってくると値段を考えるだけではなく、その他の要素で住宅を選ぶ方が増えているようです。

さらに、年収600万円を超えると、今度は戸建てではなくマンションを選択する人が増えます。
これは、高年収の方は都心に近いところで働いていたり住んでいることが多いため、戸建てよりもマンションを選ぶ人が多いと考えられます。
そのため、年収が高いからと言って戸建てを選ぶというわけではないようです。

このように、年収別購入物件から物件を購入するポイントが少し垣間見えたかと思います。
ぜひ自分の年収と比較してみて、実際に選ぶとしたらどんな物件が良いのか検討してみましょう。