住宅ローンは金利によって返済総額が変わりますが、たった0.1%の違いだからといって侮ってはいけません。
では、どれくらいの違いが出てくるのでしょう?
返済総額を少しでも減らせるようにするためのポイントもご紹介します。

■0.1%の金利の違いでどれだけ返済総額は異なる?

例として、2000万円を借り入れして25年返済にしたとします。
この時、金利が1.0%なら2261万円が返済総額です。
では、0.1%増えて1.1%となった場合、返済総額は2288万円になります。
これだけでおよそ20万円の違いが出てきてしまうのです。
何千万円という単位で見ると、20万円は大きい数字に見えないかもしれませんが、これがもしも金利が高かったり、返済期間が長かったりすると、返済総額の差は大きなものになっていくのです。


■返済総額を減らせるポイントは?

返済総額を減らすためのポイントとしては、何よりも金利がなるべく低い住宅ローンを選ぶということが重要なポイントとなります。
低金利の住宅ローンである程度の総返済額がどれくらいになるか算出し、比較することが大切です。
各住宅ローンによって、それぞれ金利以外の違いも出てくるので、もしも金利が一緒という場合は、自分がより借り入れやすい、借り入れることで受けられる特典が自分に役立つものという場合は、そちらで比較するようにしましょう。

もう一つ、返済総額を減らせるポイントは、返済期間を少しでも短くするということです。
利息は期間が長ければ長いほど増えていき、返済総額を増やしていきます。
そのため、返済期間を短くすることで利息の負担を減らすことにもつながるのです。
もしも可能であれば毎月の返済額を少し増やしてでも返済期間を短くしましょう。
もしくは繰り上げ返済によって期間を短くするようにしましょう。
ただし、繰り上げ返済をしすぎて手持ちのお金がなくなってしまっては元も子もなくなってしまうので注意が必要です。
繰り上げ返済をする際は、余裕を持って行うようにしましょう。