マンションやアパートなどの不動産を購入した場合、多くの方は住宅ローンを借り入れて支払いをしていくと思います。
銀行をはじめとするローンの貸付を行う民間の金融機関の場合、希望者一人ひとりに融資条件を設定して、融資限度額を決めています。
しかし残念なことに、銀行の住宅ローン審査に通らないというケースも少なくありません。
なかには不動産購入を済ませた後で、住宅ローンに申し込んだけれどローン審査ではじかれてしまったという方もいます。
今回は、金融機関が住宅ローン審査を行うにあたって重要視している5つのポイントをご紹介します。

■金融機関の5つのチェックポイント

①携帯料金の未払い
多くの方が、携帯の機種変更や新規購入に2年間の分割払いを選択していると思います。
実はこれも立派なローン契約になります。
ですから、引き落とし口座に十分なお金が入っておらずそのまま支払いが出来なかったり、支払いを放置してしまうと、滞納扱いとなります。
この滞納が多いとローン審査にも通りにくくなるのです。

②国民年金保険料の未納
年金保険料の未納・滞納もローン審査に落ちてしまう大きな要因です。
年金保険料は20歳から収める必要がありますが、経済的理由から支払いが困難な場合もあります。
ですから、支払いが難しい人は『国民年金保険料免除・納付猶予制度』を利用して保険料の未納を防ぐようにしましょう。

③税金の滞納
住民税などの税金の滞納も審査の妨げになります。
ローン申し込みの前には未払いの税金がないか調べ、あった場合には支払いを済ませておくようにしましょう。

④クレジットカードのキャッシング枠
クレジットカードのキャッシング枠はローンと酷似している点があることから、金融機関によってはマイナス面にとらえられてしまう事があります。

⑤団体生命保険

住宅ローンの申し込み条件に『団体生命保険への加入』というものがあります。
借主が万が一死亡した場合や重度の障害を負った場合にローンの支払いを免除することが可能です。
ですから、保険に加入できるような健康状態であることが必要です。