住居にかかるコストを考える際に、住宅どうしてもローンを中心に考えてしまいがちですが、それ以外にも様々なコストが発生することをご存じでしょうか?
それらを大きくまとめてランニングコストと言います。
ランニングコストの代表的なものとしては住宅所得にかかる税金や、住まいのメンテナンス費です。
またアパートやマンションの場合はそれ以外に住宅管理費もかかってきます。
いずれの場合においても、住宅を所得してから発生するコストのため、実際に住宅を所得してみないと平均してどの程度の費用がかかるのかが見えにくいという点が共通しています。
月々の費用は少なくても、数年・数十年経った際の金額は莫大なものとなりますので、家計を圧迫する要因となってしまいます。
今回は一般住宅にかかるランニングコストについて確認していきましょう。

■一般住宅の場合のランニングコスト

①住まいの修繕費用
立てばかりの頃は居心地のよい住まいですが、数十年も経てばあちらこちらに修繕が必要となってきます。
これには家の塗装や屋根の修繕、壁紙の貼り直し、家具や電化製品の買い換えなどが含まれると思ってください。
大規模なリフォームをするという選択肢もありますが、その場合ですと莫大な金額が必要です。
おおよその目安として一回の修繕で300~500万円の費用がかかると思ってください。

②固定資産税・都市計画税
固定資産は家などの固定資産に化される税金で、固定資産課税台帳に登録された不動産価格をもとに、1.4%上乗せされたかたちで支払う金額が設定されます。
都市計画税については、それぞれの市町村が条例に則ったかたちで課税できる税金です。
しかし固定資産税とは違い、土地やそこに経つ家屋に課される税金ではありません。

一戸建ての場合、マンションやアパートとは違って駐車場や修繕積立金が必要ないというメリットがあります。
しかし家の経年劣化により多額の修繕費用が掛かりますので、予算を考える際にはこういったランニングコストにも注目するようにして下さい。