持ち家の取得以外にも、何かしらの目的で資金を確保したいという場合に、金融機関で融資を得るという方法があります。
融資を受ける金融機関を選ぶ際に、銀行と消費者金融ではどちらに頼めば良いのか分からないという人も多いです。
銀行と消費者金融ではどちらも融資をしてくれる容易見えますが、その実態には大きな違いがあるのです。

■銀行での融資について
まず銀行から説明していきましょう。
一般的な銀行の業務として、預金を預かること、融資を行うこと、また手形の割引、為替取引などがあります。これら全てに対して手数料や金利を設けることによって利益を出しているのです。
つまり、融資以外にもさまざまな収益源があるため、金利をそれほど高くある必要がないため、消費者金融よりも比較的低い金利で融資を受けることが可能となっています。
しかし、銀行側が融資を行う際には確実に債務を回収できるかというシュミレーションが行われるため、担保や保証人を必要とし、それによる審査も非常に厳しくなっています。

■消費者金融での融資について
消費者金融は銀行とは違い、預金や為替取引などの業務を行っていません。
消費者金融で融資を受ける際には、無担保・無保証人である変わりに、本人の返済能力や信用を重要視しています。
ですから、融資を行っても返済が不可能となってしまった場合には担保や保証人がいないため、貸し倒れとなってしまうリスクが高いのです。
銀行の場合、顧客は個人または企業となりますが、消費者金融では主に個人のみを顧客にしています。
そのため、消費者金融では金利が高く設定されています。取り立てにおいても銀行よりも消費者金融の方が厳しいとされているようです。

この様に、銀行と消費者金融では融資を受けるのにも大きな違いがあります。
銀行と消費者金融のどちらが良いのかは一言では言えませんが、どちらが自分の返済能力にあった金融機関なのか、という事を念頭に置いて融資を受けるようにしましょう。