住宅ローンの返済方法は
・「元利均等返済」
・「元金均等返済」
の2パターンの返済方法が存在します。
この2つの返済方法はしっかり理解したうえで選択するようにしましょう。
特に「元利均等返済」については住宅ローン返済の基本とも言えますので、基本的な知識は必ず必要です。
それではこの2つの返済方法について詳しく調べていきましょう。
■「元利均等返済」
「元利均等返済」とは住宅ローンによく見る返済方法で、毎月の返済額の中にあらかじめ元金と利息が含まれており、これを完債まで行っていがう支払っていくというシステムになっています。
例えば、借入の始めに月々5万円の返済額ではじめた場合には、完済するまで毎月5万円を支払うことになります。
またこの5万円の内訳はまず利息分から返済されることとなり、残った分が元本の返済に充てられます。
■「元金均等返済」
もうひとつの「元金均等返済」は毎月の返済額のうち、一定の元金を支払いながら、それに利息分を上乗せして支払う方法のことです。
「元利均等返済」と比べると、毎月の返済額が多くなってしまいますが、長い目で見ると「元金均等返済」の方がトータル返済額が少ないというのが特徴です。
■今後のライフプランと合わせて返済方法を考えていくことが重要です
「元金均等返済」の方が最終支払い額が少ないことから得のように感じますが、金利の上昇のあおりを受けやすいというデメリットも持ち合わせています。
ですから、ローン返済にあまり資金を割けないという方は無難な「元利均等返済」を選択した方が良いでしょう。
「元利均等返済」ならば住宅ローン返済開始後から返済額が変わらないため、将来のライフプランも立てやすいと言えます。
「元利均等返済」は、『繰り上げ返済』を利用することによって返済期間の短縮や総返済額の軽減が可能なため、無理に「元金均等返済」を行わなくとものちのちに返済額を軽減することができるのです。