住宅ローン商品の中には「疾病保障」が備わっているものがあります。
そもそもなぜ住宅ローンに疾病保障が備わっているのでしょうか?
また、疾病保障があることでどんなメリット・デメリットがあるのでしょうか?
今回は疾病保証に関することをご紹介していきます。


■住宅ローンの疾病保証とは

住宅ローンに備わっている疾病保証というのは、主に住宅ローンを返済している最中に病気にかかってしまい、返済が難しくなってしまった場合返済額が保険金によって支払われるため、残高を0円にすることができたり、特約にも入っていれば一時金が支払われるなどの保証がつくものです。
各住宅ローンによっても保証内容は変わりますが、病気になってしまい仕事を退職せざるを得ない状況で住宅ローンを支払うことができず、せっかく購入した我が家を手放さなくてはいけない、というような状態にならないというメリットがあります。

■デメリットもある

一見とても良いように見えますが、デメリットも存在します。
それは、保険料がかなり高いという点です。
無料で付帯してくるものでもなく、金利に上乗せされる形で保険料を支払わなくてはなりません。
相場では0.3%の上乗せとなっていて、HPを見ても具体的な数字が乗っていない場合があり、「0.3%程度なら…」と考える方も多いでしょう。
しかし、これがどれだけの負担になってくるかというと、例えば3000万円の借り入れで35年ローン、金利は1.0%だったとします。
すると、0.3%上乗せされるだけでおよそ180万円程度の費用がかかってしまうことになるのです。

■無料付帯の住宅ローンも

ほとんどの住宅ローンでは有料となっている疾病保証ですが、中には無料付帯のものもあります。
この場合、元々の金利はあまり低いというわけではなく、審査条件も若干厳しくなっているのですが、無料付帯はかなり嬉しいポイントと言えるでしょう。
将来のことでなるべく疾病保証を付けておきたいと考えている方にはオススメです。