自営業でも住宅ローンの借り入れが可能なのかという問題は非常に大きな話題です。
結論を先に言ってしまうと『借りられるものの、正規雇用のサラリーマンと比べると、審査が圧倒的に厳しい』という事が言えます。
これには理由がありますので、今回は自営業だとなぜ借入が難しいのかという事を紹介します。
■自営業の借り入れが難しい理由
何と言っても大きいのは自営業は正規雇用に比べて収入が不安定、かつ信頼性が低いと判断されてしまうからでしょう。
自営業の場合、明日にも収入が途絶えてしまう可能性があるため返済能力に欠けると思われてしまいがちなのです。
もう2つ理由があり、自営業は所得を低く抑えてまいがちということです。住宅ローンが申し込まれると借入を判断する銀行は税務署に届けられている取得に基づいて、債務者の返済能力の有無を判断しなければなりません。
自営業の場合、節税対策のために実際の所得よりも低い金額で申告している場合が多くあります。
この所得を低く申告してしまうと、住宅ローンの融資が受けにくくなるため注意が必要です。
■自営業でも住宅ローンを借りられる条件とは?
自営業の方でも住宅ローンの審査に通る方法は沢山あります。
例えば、『頭金を多く用意しておくこと』。
例えば、3000万円の物件を購入する際に、頭金として2900万円用意しておけば、どんなに低収入でも金融機関は融資をしてくれると思います。
一般的に自営業が融資を受ける際は、頭金として20%~30%分を用意しておくことが必要と言われています。
まあフラット35を利用することも重要です。
35年間固定金利が受けられることからこう呼ばれている住宅ローンですが、このフラット35は政府機関である「住宅金融支援機構」から展開されている融資のため、民間の金融機関で融資を受けるよりも審査が甘いとされています。
しかし、民間の金融機関から住宅ローンを借りた場合よりも返済額は大きくなってしまうので注意が必要です。