人によっては以前までの仕事を辞め、新しい職に着いたという方もいらっしゃるでしょう。
転職と家づくりのタイミングが重なってしまった場合、住宅ローンの借り入れは可能なのでしょうか?

■住宅ローンを組むための条件をおさらい!

金融機関で住宅ローンを借りる際は、債務者に返済能力があるかどうかを判断するために審査が行われます。
審査に通るための最低条件とされるのが
・『収入が安定しているか』
・『勤続3年以上経過しているか』
という。まずはその2点をクリアしているかが大変重要になります。
そこをベースにして、会社の規模や自己資産の金額、購入する住宅の担保的価値、年収に占める返済額の割合などを考慮していきます。
そして返済能力があると判断されれば住宅ローンを組むことができ、そうでないなら融資を受けることは出来ない、となるわけです。

この考え方でいくと、転色したばかりの方が住宅ローンを借り入れることは難しいと言えます。
会社の規模にもよりますが収入の額面や、正規・非正規かも重要な判断材料になります。

■ネット銀行は勤続年数が関係ない?

社会の年功序列や終身雇用が崩壊し、全体の4%もの人が非正規雇用のいまは、金融機関側も転職の有無や勤続年数をそれほど重視しなくなってきています。
現にネット銀行ですと、勤続年数が1年以上であれば融資を受けられる場合が多いですし、住友SBIネット銀行では勤続3ヵ月以上であれば審査に通るようです。
またソニー銀行は勤続年数による申し込み条件を設けつ事を廃止している程です。
大手都市銀行…いわゆるメガバンクですと今だ勤続年数にこだわることが多いのも事実です。
しかし、全体の流れとしては勤続年数よりも、年収に占める返済額の割合を重視しているので以前よりは受託ローンを借り入れられる幅が広がったと言えるでしょう。
しかし、こういった銀行の中にも今だ団体生命保険への加入を求められる場合があります。
ですので、健康だけには注意するようにして下さい。