さまざまな事情により、住宅ローンを乗り換えたい方がいらっしゃいます。
この乗り換えに際しては、住宅ローンを新規で借りるのと同じように金融機関の審査をクリアする必要があります。
つまり、債務者となる方の年収や住宅の担保価値、また健康状態などが厳しくチェックされるのです。
年収や住宅の担保価値については、受託ローンが組めていた現状を思うと容易にクリアすることができるでしょう。
しかし、健康状態においては不安が残る方も多いようです。
■健康状態が足かせになる場合もある
住宅ローンの乗り換えに際して、新規で借り入れる際はいたって健康だったが、乗り換えを検討するような頃になると何かしらの病気を抱えてしまい、住宅ローンの乗り換えが叶わなかったと言う人も沢山いらっしゃいます。
しかし、金融機関によっては病気や疾患を持っていても乗り換えが可能だというケースもありますので、一概にはイエス・ノーとは言えないのです。
例えば『がん』と診断されてしまっても、ステージが軽いものから重いものまでさまざまですので、病状が判断材料になることもあります。
また、一時期ガンで入院したが治療のかいあってか、ガンの再発が見られない、または寛容したという方は健康面でも問題ないと判断されるケースが多いです。
ですから、病気に掛かってしまったら最後、住宅ローンの乗り換えができないというのは間違いなのです。
■妻の名義で借りるという方法もある
病気で借り入れが困難になるかもしれないというケースは、夫婦で住宅ローンを連帯責任にしておくと良いでしょう。
もし夫が病気やけがなどで働けなくなってしまい、住宅ローンの返済が滞ってしまったという場合には妻の単独名義で借りれば、住宅ローンの乗り換えが可能になります。
しかし、この場合は妻にも安定した収入や返済能力があるかと言う事を審査されますので、妻が専業主婦やパート労働者などでは難しいと思われます。