住宅ローンを借りる際に、民間金融期間と住宅金融支援機構が提携している長期固定金利住宅ローン『フラット35』が大変人気です。
しかし、それよりも返済期間が長い『フラット50』というものがあることはご存じでしょうか?
単純に35年ローンと50年ローンの違いならば毎月の返済額はずっと少なく住むでしょうが、半世紀近くも住宅ローンに縛られた生活をするのはとても楽とは思えません。
今回はそんな『フラット50』の隠された魅力について紹介していきたいと思います。

■ローン付きのまま売却が可能

家の売却に踏み切る際にはローンを完済しておくのが一般的ですが、このフラット50の場合はローンを付けたまま売却することが可能です。
フラット50が適用できる住宅は『長期優良住宅』のみとなっていますので、長く住まう事ができる家を欲しがっている人に譲ることが出来るのです。
例えば金利の上昇に乗じて、低金利のローンがついたままの家を売却することで買い手が付きやすいということもあるでしょう。

■フラット50の実際の返済額はどのくらい?

返済期間が長くなればそのぶん金利も上がってしまう事はご存じだと思います。
毎月の返済額は少なくなりますが、乗じて総返済額は多くなってしまう点に注意して下さい。
また金利の変動リスクにも左右されやすい住宅ローンでもあるため、ある程度のリスクを背負う覚悟でフラット50の住宅ローンを組むようにしましょう。

■フラット50のまとめ

フラット50のメリット
①子供や孫との親子リレーローンを組む際には有効
②月々の返済額を小さくすることが可能
③低金利に融資を受けることで、将来金利が上がった際に低金利ローンを付帯したまま家を売却することが可能
フラット50のデメリット
①フラット35よりも金利が~1%程度上昇する
②金利変動のリスクを受けやすい
③親子リレーローンを返済をする場合に、ローンを引き継いだ方が家に縛られやすくなってしまう

などフラット50は特色が強いローンプランとなっているため、契約の際は十分な返済計画建てたうえで行うようにして下さい。