■お子さんがいるご家庭は特に注意!
念願のマイホームを住宅ローンを組んで購入した場合、「1日でも早く返済完了したい」と誰もが思うはずです。
そこで、繰り上げ返済を検討する方も多いかと思います。
繰り上げ返済をすることで、毎月の返済金額を減らすことはできますが、頑張りすぎると大変な事になってしまうので注意しましょう。
お子さんがいる場合、教育費も視野に入れる必要があります。
繰り上げ返済をするにあたり、教育費を入れ忘れ教育ローンを組むと言った二重ローンになることもあります。
繰り上げ返済をしたことで、毎月の返済が楽になったと思ったら、教育ローンの返済がのしかかってくる…これでは、頑張って繰り上げ返済をした意味がありません。
■繰り上げ返済という方法もある
こうならないために、繰り上げ返済を検討する前に、今どういった住宅ローンを組んでいるのか、内容を確認しましょう。
もし現状、変動金利で借り入れをしているのであれば、借り換えを検討してみましょう。
変動金利というのは、基本的に利率が高い傾向にあります。
ですので、少しでも金利の低い金融機関へ借り換えをすることで、利息分を抑えることができます。
ただし、借り換えをする際には諸費用が必要になってきます。
この諸費用を出して、毎月の返済が楽になるのかどうかも計算した上で検討するようにしましょう。
住宅ローンにおいての「保証会社」とは?
住宅ローンの審査を受ける場合、各金融機関がそれぞれ行っているものと思われる方も多いかと思いますが、実際は各金融機関ではなく保証会社が担当しているケースがあります。
保証会社とはどんな会社で、住宅ローンにおいてどのような役割を持っているのでしょうか?
■保証会社を取り入れるメリット
元々住宅ローンで保証会社の立ち位置というのは、住宅ローン返済を行っている人の返済が滞ってしまった時に保証会社がローンを立て替え、支払ってくれる会社です。
これにより利用者は住宅ローン返済を全て完済させることができます。
ただし、立て替えた分の支払いは保証会社へと行わなくてはいけないので注意が必要です。
銀行は保証会社を利用することにより、返済が滞って貸し倒れしてしまうリスクを保証会社によって低減させることができます。
その分保証料を支払う必要はありますが、万が一のことを考えると金融機関にとってもメリットになる部分が多いと言えます。
■保証会社が審査を行う!
保証会社が返済できなくなった人の立て替えを行うということは、返済ができなくなる人が出て一番困るのは金融機関ではなく保証会社となります。
ですから審査を十分に行うのは保証会社なのです。
ただし、金融機関が全く審査を行わないというわけではありません。
ブラックリストに掲載されていないか、他の借り入れ状況は今どうなっているのかなどをチェックします。
それでも保証会社の方が精査を行う割合は高いです。