保証会社が同じ複数の金融機関には住宅ローン審査を申し込まない方が良い?
住宅ローン審査を行う時に金融機関ではなく、保証会社が審査を行っています。
この時、いくつか注意しなくてはならないポイントがあるので注意しておきましょう。
■違う金融機関で同じ保証会社だった場合
◯銀行と△銀行という2つの銀行があったとしてます。
2つの銀行では同じ□保証会社からのサービスが提供されていました。
まずは◯銀行に申し込んでみたのですが、審査に落ちてしまったのでもう一つ気になっていた△銀行へ申し込んでみたのですが、やはり審査に落ちてしまっていました。
この例では、◯銀行と△銀行が同じ□保証会社を選んでいるところに注目しましょう。
住宅ローンの審査を行う時は金融機関が行っているものと考えがちですが、実は保証会社の方が返済金を保証しなくてはならなくなってしまうため、保証会社が審査を行っている場合が多いです。
上の例では2つの銀行が同じ保証会社で審査を行った場合、最初の審査で落ちてしまっているので、2回目も落ちてしまう可能性が高くなってしまうのです。
■違う保証会社の金融機関を探そう!
保証会社が審査を行うということは、住宅ローンを選ぶ段階で違う保証会社かどうかを調べておく必要があります。
被ってもう1回住宅ローンに落ちないように、保証会社はどこなのかをちゃんとチェックしておきましょう。
審査する時の金利と実際に適用される金利が違うってホント?
住宅ローンでは審査申し込みをすると金融機関で審査が行われるのですが、この審査時に利用されている金利は「審査金利」と言い、申し込んだ後に適用される金利とは違うものになります。
では、審査金利はどうして利用されるのでしょうか?
■審査金利はどうして適用される?
金融機関は住宅ローン審査をする上で必ず、現在の金利ではなく、もしも金利が上昇してしまった時に申込者が返済を続けることができるのか?というところまで、しっかりと判断していかなくてはなりません。
そのため、審査時には実際に適用される金利よりも高めの金利を使って、返済負担率や審査基準はクリアしているのかなどをチェックしていきます。
この審査金利は基本的に3~4%前後で設定されている場合が多く見られます。
■返済負担率も考えて住宅ローンを選ぼう
住宅ローン審査を受ける時に審査が落ちてしまうようだと物件購入もできません。
そのため、住宅ローンを選ぶ時に審査金利での返済負担率も算出しておくことで、審査に落ちにくいところを選ぶことができるでしょう。
中には審査金利ではなく、適用される金利をそのまま審査で使用するところもありますが、審査金利を採用しているのかを見分けることはできません。
なるべく返済負担率を通過するかしないかのギリギリで設定している人は、借入額を下げるといった工夫を行うことで審査を通りやすくしましょう。