住宅・土地を購入する際に、多くの方が住宅ローンを利用されています。
しかし、住宅ローンには「審査」というものがあり、これに落ちてしまうとその金融機関からは住宅ローンを借りることができません。
では、どうして審査を行わなくてはいけないのでしょうか?
■住宅ローン審査が行われる理由
住宅ローンの審査が行われる理由は、やはり貸し倒れを防ぐという点にあります。
貸し倒れというのは、住宅ローンを借りたのに返済が難しくなってしまい、貸したお金が戻らない状況を言います。
貸し倒れをされてしまうと銀行側は契約している保証会社から保証金を受け取ります。
保証会社側にとっては大きな痛手とも言えるでしょう。
しかも住宅ローンはかなり大きな金額となるため、一人ならまだしも何十人、何百人と貸し倒れが出てしまっては運営も厳しくなってしまいます。
ですから、審査は金融機関側ではなく、保証会社側が貸し倒れを防ぐために行うのです。
■審査基準は高いところと甘いところがある?
審査基準は各企業によっても異なりますが、あまりにも審査を厳しくしすぎると、借りてくれる人がいなくなってしまうので、線引が難しいです。
そのため、金融機関によっては審査が甘いものも用意されています。
ただし、どれが審査が厳しくてどれが審査が甘くなるのかは紹介していないので見極めることが重要となります。
金利が高いと審査に通りやすいってホント?
住宅ローンの中には審査が厳しい商品と、比較的甘く通りやすい商品があります。
ただ、どれが厳しくてどれが甘いのかは見ただけでは判断することができません。
今回は金利と審査の関係についてご紹介します。
■金利が高いと審査が通りやすい?
住宅ローンの金利は商品ごとに高いものもあれば低いものもあります。
返済負担総額を減らすためにも、なるべく金利が低いものを選びたくなりますが、低金利を狙いすぎて一向に住宅ローンを借りられないというパターンも考えられるのです。
理由としては、低金利であればあるほど審査が厳しくなってしまう点が考えられます。
高金利だと利息が多く、貸し倒れをされたとしても損失はある程度カバーすることができるのですが、低金利だと利息が少ないためもしも貸し倒れされてしまうと、カバーすることも難しく、会社にとっては損失となってしまいます。
ですから、高金利の方が審査が甘く、低金利では審査が厳しくなってしまうのです。
■ノンバンク系は審査が甘い!
金融機関の中でもネット銀行やメガバンクはある程度低金利商品が用意されており、特にネットバンクではかなりの低金利住宅ローンもあるため人気が高いです。
ただし、低金利であればあるほど審査も厳しくなってしまいます。
逆にノンバンク系や地方銀行は審査が甘くなります。