審査の甘さを考えるなら、知名度と新しい銀行が狙い目!
住宅ローン審査は一度落ちてしまうとその分の時間がかかって物件や土地が購入できなくなってしまう可能性があります。
そのため、できれば1回で審査に通りたいものです。
審査があまり厳しくないところを選ぶならどんな金融機関が良いのでしょうか?
■知名度の低いものは有利!
知名度の高いネットバンクやメガバンクは多くの方が申し込みを行うため、審査の点ではかなり厳しくなってきてしまいます。
どうしてかというと、審査が多少厳しくても多くの方が申し込むため、その中から貸し倒れ率が低い人を探せるからです。
一方、知名度の低いノンバンク系や地方銀行では、申込者数も少なく審査は甘くなりやすいと言えます。
ネットバンクやメガバンクを落ちてしまった人が利用することもあるため、もしも落ちてしまった時のことを考え、ノンバンク系や地方銀行の住宅ローンも調べておきましょう。
■新しい銀行も審査に通りやすい?
新設された銀行は審査基準となる過去データを持っていないため、審査も甘くなります。
住宅ローンを取り入れたばかりの金融機関があれば、そちらを狙うのも良いでしょう。
ただし、これらの審査が甘い金融機関の住宅ローンは、金利が高い商品を取り扱っていることが多く、返済総額が増えてしまう可能性があります。
そういった点にも気を付けて選びましょう。
自分じゃないのに…親の自己破産でも審査に落ちてしまう理由
■自分だけじゃなく家族の情報も審査対象に?
住宅ローン審査では様々な事柄に注目し、住宅ローンを貸していいのかどうかを判断していきます。
その審査項目の中でとても重要な鍵となるのが「個人信用情報」です。
この情報には今まで申込者がローンを借りたことはあるのか、もし借りていたらちゃんと返済できているのかなどを調べて審査していきます。
この個人信用情報というのは基本的に申込者の情報しか記載されていませんが、申込者の家族を特定することで家族の個人信用情報も調べることができるのです。
しかも、家族の個人信用情報から自己破産をしていたり、債務整理が行われていることが分かると申込者自身の審査に影響が及んでしまう場合があります。
■審査落ちしてしまう理由とは…
審査に影響がある場合というのは、親が子どもを連帯保証人にしていたり、親の生活費が子ども中心に支払われている場合です。
こうした状況では親に多くのお金がかかってしまっており、子どもの返済負担率が高くなってしまっている可能性が考えられます。
ですから、住宅ローンの審査にも落ちやすくなってしまうのです。
ただし、親と同居している状態でなければ親の個人信用情報を割り出すことは難しいので、例え親が自己破産をしていたとしてもそれがバレてしまうことはありません。
もしも親が自己破産や債務整理、返済遅延などで住宅ローン審査が心配だという方は、実家とは異なる住所を書いて申し込んでみましょう。