疾病保障付き住宅ローンの組み合わせは?

疾病保障付きの住宅ローンを販売している各金融機関でも、保証される疾病の内容はさまざまです。
中には特定の疾病に限って保証されるものや、日本人の死亡原因で多い、がん・急性心筋梗塞・脳卒中の3つに対して手厚い保証がなされるものなど特色を持っています。
今回はその中でもどんな保証の組み合わせが多いのかを見ていきましょう。

 

■保証される疾病の組み合わせ

①がん保証
がん保証のみが付いた住宅ローンです。
がんに特化しているため、幅広いがんに対応している場合が多いです。

②3大疾病保障付き
日本人の主な死亡原因である、がん・急性心筋梗塞・脳卒中が対象となります。

③7大疾病保障付き
三菱東京UFJ銀行が取り扱っている7第疾病保証付き保険は、がん・急性心筋梗塞・脳卒中・高血圧性性疾患・糖尿病・慢性腎不全・肝硬変などの生活習慣病を保証してくれます。

④8大疾病保障付き
7大疾病でも紹介した、がん・急性心筋梗塞・脳卒中・高血圧性疾患・慢性腎不全・肝硬変のほかに『慢性膵炎』が付け加えられます。

⑤入院保障付き
3大疾病の保証に付け足すかたちで、保証対象となる疾病が原因で入院した場合に、入院一時金やお見舞い金が受け取れるかたちになっています。

 

糖尿病や高血圧、肝炎でも審査に通れる?

住宅ローンでは長期返済を行わなくてはならないため、審査基準の中に現在病気を患っていないかをチェックする項目があります。
特に高血圧症や糖尿病、肝炎などは将来重大な病気を招いてしまうリスクが高いため、住宅ローン前に加入をしなくてはいけない「団信」の審査に通らない可能性があるのです。
しかし、そんな団信の中にも「ワイド団信(引受条件緩和型団体信用生命保険)」というものがあります。
このワイド団信では、上記の高血圧症や糖尿病、肝機能障害を患っている人でも団信の審査に通りやすくなるのです。

ワイド団信ではこの他にも脂質異常症や通風、心筋梗塞、脳卒中、うつ病、腎炎、白内障、喘息などといった様々な病気でも引受実績を持っており、病気を持っているけど住宅ローンを借りたいという方にピッタリな団信と言えるでしょう。

ただし、注意点として基本的に一般団信といううのは無料で加入できるのですが、ワイド団信は金利のおよそ0.3%上乗せになってしまうので、返済負担総額が通常よりも増えてしまいます。
また、全ての人がワイド団信の審査に通るわけではありません。
必ず通るというわけではないですが、もしも病気を持っていて不安だという方はワイド団信の方へ申し込んでみてはいかがでしょうか?