住宅ローンの借り換えを行っても、控除は受けられる?
現在、住宅ローン利用者の中で借り換えを検討されている方も多くいらっしゃいます。
しかし、住宅ローンの借り換えを行いたくても現在住宅ローンの控除を行っているのに借り換えを行うことで控除がなくなってしまうのでは?と不安に思われている方もいらっしゃるでしょう。
そこで今回は、住宅ローンの借り換えた場合、住宅ローン控除はどうなるのかをご紹介します。
■借り換え後も控除は受けられる?
住宅ローンの借り換えを行うと、控除が受けられなくなってしまう場合があります。
しかし、条件をクリアすることで住宅ローンの控除が受けられるようになるのです。
■控除が受けられる条件と受けられないケース
控除を受けるための条件とは、最初に住宅ローンを受けた時にあった条件をクリアしていて、なおかつ最初の住宅ローン返済のための条件であればそのまま継続して住宅ローンの控除を受けることができるのです。
ただし、受けられないケースというのも存在します。
例えば、借り換えを行い早く返済を終わらせようと借入期間を短縮したとします。
短縮した結果、住宅ローン期間が10年未満になってしまうと控除を受けることができません。
控除は基本的に「10年以上」という条件があるので、10年未満に短縮されると控除を受けられなくなってしまうので注意が必要です。
海外赴任や転勤・単身赴任する場合、住宅ローン控除は受けられるのか?
せっかくマイホームを手に入れ、住宅ローン控除も行いローンを支払っているのに、会社から急に海外赴任や長期転勤、単身赴任をするよう言われてしまうケースがあるかもしれません。
そのような場合でも、住宅ローン控除は受けられるのでしょうか?
■住宅ローン控除は受けられる?
基本的に住宅ローン控除を受けるための条件として、新居を取得してから6ヶ月以内に入居し、毎年12月31日まで10年間は住み続けなくてはいけないという項目があります。
この条件から見ると、海外赴任や長期転勤、単身赴任をすると住み続けられなくなってしまうので、条件適用外となり住宅ローン控除は受けられなくなってしまうでしょう。
ただし、条件適用外にならずきちんと住宅ローン控除を受けられる場合があります。
■どうすれば住宅ローン控除を受けられる?
住宅ローン控除を受けるためには本人がやむを得ない事情により転勤・単身赴任されたとしても、家族がマイホームに住み続けていれば問題ありません。
しかし、家族が一緒に転勤に着いていくとなると、誰も住み続けることができなくなってしまうので住宅ローン控除は受けられなくなってしまいます。
住宅ローン控除を受けたい場合は、条件に適用されるようにしましょう。