住宅ローン控除とは?
住宅ローンを利用して家を買った場合、条件を満たしていれば住宅ローン控除を受けることができます。
住宅ローン控除の申告は確定申告が必要になります。
確定申告の時期というのは決まっているので、住宅ローン控除を申請する場合には、早めに行う必要があります。
しかし、1年目だけが確定申告で2年目からは申告が不要になります。
これは、2年目に突入すると税務署の方から住宅借入金等特別控除証明書という書類が郵送で届きます。
この用紙を借り入れしている金融機関で発行される残高証明書というものを一緒に会社に提出することで、年末調整で申告をすることができます。
1年目は自己申告になりますので税務署からお金が戻ってくることになりますが、2年目からかは給料天引きでの処理になります。
■思った以上に還付金が多くなる
住宅ローン控除をしても、多額の還付金にならないだろう…と最初から諦め、申告をしないという人もいます。
しかし、住宅ローン控除というのは思った以上に還付金が大きいので、手続きが面倒とか書類を紛失してしまったなどと言った理由で申告しないなどということがないようにしましょう。
申告方法は税務署のホームページを見ればすぐに作成できます。
住宅購入から控除を受けるまでの流れ
住宅ローン控除を受けるためには確定申告を行う必要がありますが、どのような流れで受けることができるようになるのでしょうか?
今回は住宅を購入してから住宅ローン控除を受けるまでの流れをご紹介します。
■手続きと流れについて
まず、住宅を購入したら6ヶ月以内に新居へ入居する必要があります。
住宅を購入してから6ヶ月は引越しの準備を中心に進めていきましょう。
6ヶ月以内に入居してからしばらく経つと金融機関から残高証明書が郵送されます。
次に確定申告の準備を始めます。
まずは役所を出向き住民票を取得してから法務局にて登記事項証明書を取得しましょう。
さらに、働き先の会社から源泉徴収票を受け取ったり不動産売買契約書といった不動産関連の書類を集めておきます。
確定申告書は税務署からもらうか、もしくはインターネットで確定申告書をダウンロードしたら準備は完了です。
これで住宅ローン控除を受けることができます。
2年目以降は次の年の残高証明書と9年分の控除証明書が郵送されるまで待ちます。
大体10~12月の年末に届くので確認しましょう。
あとは届いた控除証明書と残高証明書をまとめて会社に提出し、年末調整を行いましょう。
1年目のみ住宅ローン申請が必要で、2年目以降は残高証明書と控除証明書を会社に提出するだけで良いです。