住宅ローン審査では、個人信用情報などを用いて返済できるかどうかを審査していきます。
その中で、自分では問題がないと思っていても「落ちてしまった」という方もいらっしゃるかと思います。
個人信用情報に何か問題があるのでは?と思い、確認したい方も多いでしょう。
全国銀行個人信用情報センターに必要書類や手数料などを支払うことで、住宅ローン審査に大切な個人信用情報を確認することができます。
では、個人信用情報が開示された時に、どんなところをチェックすべきなのでしょう?
個人信用情報をチェックする時のポイントとは?
■まずは返済が遅れているものがないかをチェック!
住宅ローン審査でネックになりやすいのは「この人は滞りなく返済をすることができるのか」という点です。
そのため、返済遅延を起こしていると審査にも通りにくくなってしまうでしょう。
個人信用情報の中で返済遅延を起こしていないかどうかを調べるには、「残席額・入金区分」というところをチェックします。
ここには今まで2年分の返済履歴が残っており、◯であれば正しく返済されていて、△や×が付いている場合は返済遅延が起きているという印になります。
△や×があると審査に落ちてしまう可能性もあるので気を付けましょう。
ただし、最大でも2年分までなので、住宅ローンを受けるのであれば返済遅延の表示がなくなる月まで待ちましょう。
■返済事故がないかをチェック!
次に返済事故、例えば代位弁済や補償履行、強制回収などが行われていないかをチェックします。
債務整理や自己破産、60日以上の延滞で債権が移動した際も返済事故にみなされます。
返済事故が起きてしまうと、ほとんど審査には通らないと思っておきましょう。
もしも返済事故を起こしてしまっているという場合は、5年間分までしか表示されないので5年経過するまで待ちましょう。
ただし、自己破産など官報情報に関しては5年ではなく10年の保存期間となるので注意しましょう。
個人信用情報をチェックするために必要なものは?
個人信用情報をチェックするために準備しなくてはいけない書類等について紹介します。
■いくつかの書類を事前に準備しましょう
個人信用情報を所有しているのは、各銀行が加盟する「全国銀行個人信用情報センター」というところです。
ここで個人信用情報を開示してもらうためには必要書類がいくつか必要となるので準備しましょう。
・開示請求申込書
開示請求申込書は手書き用の他にパソコン用があり、パソコン用を利用するとパソコンからそのまま入力することができます。
・本人確認書類
本人確認書類は氏名と生年月日がきちんと分かるものを用意する必要があり、2つ必要になります。
例えば運転免許証やパスポート、住民基本台帳カード、マイナンバーカード、年金手帳、住民票、印鑑登録証明書、健康保険証などのコピーが挙げられます。
・手数料
ゆうちょ銀行もしくは郵便局で手に入れられる、定額小為替証書を用意する必要があります。
1000円のものを選び購入しましょう。
なお、1枚発行するために100円の手数料が必要となります。
これらのものを準備して、全国銀行個人信用情報センターに送付することでチェックすることができます。