ペアローンって何?

夫婦でありながら、それぞれお互いに住宅ローンを組むことをペアローンと言います。
ペアローンは、例えば3000万円の家を購入する際に1500万円ずつ夫婦で住宅ローンを組みます。
これによって、返済はそれぞれが行うということになります。
ペアローンを利用するにあたり、最低限守らなければいけないことがあります。
それは、両方共正社員で将来的に辞めずに働き続けるということが条件になってきます。
これは、例えば一方が仕事を辞めてしまった時、もう片方が両方の住宅ローン返済ができるのであれば問題ありませんが、母親の方が将来的に子どもを産み子育てに専念したいという考えがある場合には、この方法は避けた方がいいでしょう。

■別々で借り入れするメリットは?

ペアローンを利用する最大のメリットと言えば、借り入れ金額が増えるということです。
一人の場合年収は当然のことながら一人分になります。
これが二人分になることで、借り入れ金額が2倍になりますので多くの借り入れが可能となります。
ただし、2つの申し込みするわけですので初期費用も倍かかることになりますが、住宅ローン控除なども適用になりますので、まずは計算をしてみて、お得になるかどうかを検討してみるとよいでしょう。

セカンドハウスのローンについて

別荘とは別に、仕事のある平日だけ仕事場から近い家を持ちたいと思う方もいるかもしれません。
別荘はどちらかというとレジャー感が強いのに対して、セカンドハウスは自宅と同じく生活の拠点となるのです。

■セカンドハウスのデメリット

家が郊外にあり、毎日の通勤に時間がかかりすぎるという人の中にはセカンドハウスを持ちたいと考えるかもしれません。
しかしセカンドハウスは家計に大きなダメージを与えてしまう事もあります。
セカンドハウスの購入には、再度住宅ローンを借りる必要がありますし、またそれにかかる減税は受けることができないのです。
セカンドハウス用の住宅ローンもありますが、一般的な住宅ローンよりも金利が高くなっているため、融資を受けるのは難しいです。

■セカンドハウスのローン

セカンドハウスのローンを組む場合には、対象となる住まいに制限が設けられます。
例えば次のような条件があります。
・就労のために、自宅よりも職場に近い場所で住む場所
・単身赴任で暮らすための住宅
・高校や大学に通う学生、または独身の子供が生活を送る住宅
これらの具体的な条件は、セカンドハウスローンを組む金融機関によって異なりますので確認が必要となります。