返済総額を減らすコツ
住宅ローンの融資を受ける際に、誰もが思う事は『ローンの総返済額を減らす』ことではないでしょうか?
そのためには、
・借入金を少なくする
・金利が低い金融機関で融資を受ける
・返済期間を短くする
といった事が挙げられます。
そして、無理なく返済できる計画を立ててコンスタントに返済していくことが重要になります。
■頭金ゼロの住宅ローンも存在します
最近増えているのが、頭金ゼロで住宅購入費すべてをローンで支払っていくタイプの物件です。
貯金が無くてもマイホームを購入できるというメリットはありますが、その分借入金額が膨大になってしまいます。
なかにはローンの支払いが滞ったらマイホームを手放せばよいという考えの人がいるようですが、それはあまりにも危険です。
普段から貯金をする習慣がないという人は、ローンの支払いに向いていないとも言えます。
住宅は購入して終わりではなく、長く住み続けるためには維持費やその他経費が掛かります。
せっかく購入した家をすぐに手放してしまうのであれば、賃貸の方がずっと安くまたリスクも少ないでしょう。
融資を受ける際に大切なことは、無理なく返せる返済額を算出して、中でも総返済額が最も少なく済む借り方を選ぶ事です。
老後に住宅ローン破綻しないためのポイントとは?
現在、晩婚化などの影響からマイホームを購入し住宅ローンを取り入れても、定年退職の60歳以上でもまだ住宅ローンを支払わなくてはいけなくなってしまい、老後に住宅ローンで破産してしまう恐れがあります。
これを防ぐためには、どんなことに注意しなくてはいけないのでしょう?
■繰り上げ返済を活用しよう
住宅ローン返済を行う場合は、繰り上げ返済を上手に活用し、返済期間を短縮していく方法がおすすめです。
返済期間を短縮していくことでその分の利息も減り、総返済負担額も軽減されます。
ただし、無理をして繰り上げ返済を行っては生活が厳しくなり、余裕のない生活となってしまうので無理なく返済・繰り上げ返済ができるように返済計画をきちんと立てておくようにしましょう。
■定年退職後も収入を得られないか検討する
定年退職する時に出る退職金で何とか住宅ローンの支払いをしようと考えている方も多いかと思いますが、これはあまり良い方法とは言えません。
万が一会社が倒産してしまい退職金が出なくなってしまった場合、それこそ老後破産に直結してしまいます。
退職金には頼らず、返済計画を行う必要があります。
また、60歳までの返済を目指すのではなく、60歳以上でも返済していけるように再雇用や継続雇用などで収入が得られないかも検討しておきましょう。
そうすることで、ある程度余裕のある暮らしをすることも可能です。