住宅ローンに付帯するサービスの1つとして、『疾病保障付き』の住宅ローンというものが存在します。
この疾病保障付き住宅ローンにもさまざまな種類がありますので、どういった基準で選んでいけばよいのか考えていきましょう。

■疾病付き住宅ローンの特徴

一般的な住宅ローンの場合ですと『団体信用生命保険』に加入することで、万が一債務者が死亡したり高度障害状態になってしまった場合に、ローンの残高が0円になります。
ですが、例えばがんなどの重い病気を患ったとしても、死亡または高度障害になっていなければ住宅ローンの返済が求められます。
なので、働くことが困難になった場合に返済の不安をなくせるように、疾病付きの住宅ローンが注目されているのです。
また最近では、疾病保障付きの住宅ローンを販売する金融機関も増え、取り扱われる商品数も多くなってきました。

しかし、多くの商品の中から自分にマッチした疾病保障付きの住宅ローンを探すことは困難です。
また商品の内容によっては保証される疾病が異なりますので、住宅ローンを組む際には金融機関のアドバイザーとよく相談して決定するようにして下さい。
またこのような疾病保障は途中から付け加えることは出来ませんので気を付けましょう。

■疾病保証付き住宅ローンの条件は?

債務者が重い病気にかかった際に、住宅ローン残高が0になったり、保険金を受け取ることができる疾病保証付き住宅ローンですが、このローンを組むために何か必要な条件はあるのでしょうか?

・年齢の条件はある?
疾病保障付き住宅ローンは借り入れ時の年齢や、保証される期間に制限を設けている場合が多いです。
例えば、借入時の年齢制限ですと45~50歳までとなっていることが多いです。
対して、保証期間の上限は75~80歳となっており、ローン返済中に保証期間を超えてしまった場合には保証は終了しますが、ローンの返済は続きます。

■疾病保障付き住宅ローンの料金

料金タイプには大きく分けて次も2つがあります。
①通常の住宅ローンの料金に保証分を上乗せするタイプ
②それとは別に保険料として設定があるタイプ

金利に上乗せするタイプのものは平均して、年率0.2%上乗せとなる場合が多いです。
また中には保証料と保険料を半々にしている商品もありますので、消費者からすると悩みどころが多いでしょう。
いずれの場合も借入額によって保険料は異なりますので注意して下さい。

■注意点はある?

過去に特定の疾病にかかったことのある人や、健康状態によっては加入できないという場合もありますので、申し込みの際には確認が必要です。