■親子リレー返済について

この返済方法は、親が高齢になり返済することができない場合、子供世代にそのローンを引き継いでもらうというものです。
逆に、まだ年齢が若く住宅ローンを利用できない場合、親が代わりに借りて子どもに受け渡すといった事も考えられます。
親子リレー返済をするにあたり、いくつかの条件がありこれらをクリアする必要があります。

1.同居していること
・現状同居している、もしくは将来的同居をすることが決定していること。
金融機関によっては、同居していないとダメという場合もあります。

2.年齢制限
・子どもの年齢は20歳以上で80歳未満
親は70歳以下であることが条件となります。

3.年収
・1年収100万以上であることや、毎月きちんと収入を得ているかどうかがポイントになります。

4.生命保険
基本的に親子両方団体信用保険に加入することになります。
金融機関によっては、親に関して未加入でもOKの場合もあります。
条件はそれぞれ違ってくるので、事前に聞いておくといいでしょう。

5.保証に関して
・保証については、金融機関によって対応が違います。
子供が親の連帯保証人になるとか、お互いが連帯保証人になるなどそれぞれ違っていますので、クリアできる条件を提示している金融機関へ問い合わせをしてみましょう。

■親子リレー返済のデメリット

親子リレー返済は、どういった人が利用するのでしょうか。
まず、親自身が借り入れをすることができない場合があります。
この場合、すでに親子同居していてリフォームをしたいとか、手狭になってきたので建替えをしたいという場合に利用します。
親からみれば全部返済をするから心配ないと思っているかもしれませんが、実は子供にとってデメリットな部分が生じてきます。
それは、親子リレー返済の場合、団体生命保険に加入をするのは親子半分ずつになります。
結果的に、どちらかが万が一のことがあった場合、半分返済をすることはできるけど、残り半分残ってしまうことになります。
ですので、利用する際にはこういったデメリットがあるということを知っておきましょう。

■親子リレー返済に向いている人とは?

では、この親子リレー返済はどういった人が向いているのでしょうか。
それは、二世帯住宅で子供に負担があまりかからない、経済的にも安定している世帯が向いています。
ただ、名義貸しの目的で子供への経済的な負担がのしかかることもあります。
こういった利用をしてしまうと、親子の絆にヒビが入ってしまう可能性もありますので、お互いデメリットに感じるような利用をしないことが一番大切になります。

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